大学院留学断念記

人文系のアメリカ大学院留学を諦めました。

【お知らせ】大学院留学を諦めます。

ご報告があります。

大学院留学準備の情報発信や進捗報告を目的として1年弱の間ブログを更新し続けていましたが、このたび大学院留学を断念することにしました。この記事では、そのような決断に至った経緯や理由をお伝えしたいと思います。

 

まず、私は昨年9月あたり、ちょうど2回目のTOEFL対策をしていた時期から将来の進路について悩み始めていることを過去の記事で書きました。

 

studyabroad.hateblo.jp

 

ざっくり言うと、研究職に就くことへの希望を失いました。京大大学院に進学することを目標にした時からの夢ではありましたが、大学院に入ってからは正直、やればやるほど自分の無能さを痛感する日々でした。修論を書いている時は楽しかったですし、研究って面白いなと思っていましたが、これを一生の職にしたいかと言われると「うーん」となり始めていました。それでも、学部生のころから目指してきたアメリPh.D. 留学の夢をどうしても捨てきれず、「行っても(キツすぎて)後悔する」、「行かなかったら後悔する」の一心で語学試験の勉強を頑張っていたのが2020年下半期でした。

しかし、年が明けて修論を提出してからは、研究そのものに対するモチベーションもなくなっていきました。決して研究が嫌いになったとか、誰かにアカハラをされたとか、そういった特定のできごとがきっかけになったということではありません。ただなんとなく、研究はもういいかな、と思うようになりました。Twitterを見ていると、2021年秋入学を目指して頑張ってきた方々の「合格しました!」ツイートをぽつぽつ見かけるようになり、その時ふとこんなことが頭をよぎりました。

 

今から1年後、もし運よく憧れの大学院から合格通知をもらった時、自分は素直に喜べるんだろうか」と。

 

合格しても「あぁまた6年+α研究生活が続くのか…」ともし思ってしまったら。合格して落ち込むくらいだったら、そもそも出願しない方がいい。

 

大学院留学を断念して、このように言語化できるようになるまではすごく時間がかかりました。いつまでもグズグズしていた理由には、やはりこれまでに自分がTOEFLGREに何度か挑戦してきていたことが挙げられると思います。「TOEFLGREをそれぞれ2回も受けて、それで大学院留学を諦めるってありえなくない?」という気持ちが自分の中にあったからです。さらに、あろうことかブログまで開設してしまいました(笑)。要するに、引くに引けない状況を自ら作ってしまっていた、もっと言えば、早くから準備しすぎた。思えば学部3年のころから大学院留学説明会に顔を出し始め、まずは京大大学院で言語学をきちんと身につけてから博士留学しようと長期的な目標を立てていました。その中には、フルセメスターでのアメリカ交換留学も入っていました。そのスケジュールの中で、何度も挫折を経験し、交換留学を含むたくさんのことを諦め、研究を続けていく未来が見えなくなっていったのだと思います。一般的に余裕をもって計画を立て、早め早めに行動していくことは良いことだとされていますが、私の今回の状況においてそれはプラスに働きませんでした。何か1つのことを諦めるたびに軌道修正を図ってきましたが、もう限界でした。「なんでもかんでもコロナのせいにするなよ」とか、「おまえまだ交換留学中止のこと引きずってんのかよw」と言われても仕方ないかもしれませんが、自分の長期的な計画が音を立てて崩れていく中で「コロナさえなければ」と何度思ったことか。それが多かれ少なかれ今回の大学院留学の断念という決断につながっているのは事実です。最終的に日本での就職の道を選んだとしても、交換留学で自分を試すことができていれば今ほどのためらいはなかったはずです。

研究に対する未練や後悔はこれからもずーっと残り続けると思います。「修論を一区切りにして」というつもりはありません。あれを研究生活最後の作品というのは無理がありすぎます。

 

研究へのモチベーションを失ったこと以外にも理由はあります。一つは、日本での就職です。日本では通年採用が一般的ではなく、3月に情報一斉解禁(といいつつ実は前年夏あたりから始まっている)、6-7月に内定というスケジュールが基本です。つまり、一度3月の情報解禁を逃すと、翌年の3月まで就活が始められないのです。このまま大学院留学に突っ走ったとして仮に夏ごろに無理だと思っても、2022年3月までは就活に進路変更することが叶いません。そのころには多くの企業が新卒採用の募集を終了しているからです。また、2022年秋の入学を目指す場合、全大学の合否がそろうのは遅くて2022年4月ごろになります。3月だとまだ出ていないところもあるでしょう。もし全部落ちた場合に就活しようにも、これまた軌道に乗り遅れてしまい、私はいったいあと何年プータロー生活を続ければよいのか、という不安が日に日に大きくなり、就職の方へ気持ちが傾いていきました。

 

ここ数日でようやく就活の準備を始める気になりましたが、どの業界、どの職種とかは全く決めていません。英語が生かせるところに行くのか、アカデミアとのつながりが持てそうな出版業界か(とはいえここに入ると研究への未練が増大しそう)、大好きな鉄道業界か(ちなみに鉄道業界を志望する鉄オタはたいてい落とされるらしい)、なんとなくカッコいい航空業界か、何も決めていません。正直、日本の女性蔑視的な風土や高学歴軽視、仕事能力よりも年齢が重視される etc. の文化が嫌いで海外に憧れていたようなところもあるので、日本の民間企業についてはほとんど全く知らないです。一応2022卒と同じ扱いになるので、4月からは京大の博士課程に進学してすぐ休学し、アルバイトでお金を貯めながら就活に励むことになります。今の時点で相当出遅れているのでだいぶピンチですが。

 

2月末に受験する予定のIELTSですが、キャンセル料を調べたら6,000円以上と書いてあって目玉が飛び出そうになったので、就活の時の英語力証明も兼ねて受験します。TOEFLよりも良いスコアが出そうなので、今まで通りの勉強を続けます。また、修論の審査がまだなのでそれに向けて準備も進めているので、就活に本腰を据えられるのはもう少し先です。

今後の本ブログの運営については、いったん保留にさせてください。とりあえずIELTSを受験したらそれの報告とスコアの公開は最低限したいと思います。予告なく突然閉鎖することはしませんのでご安心ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。引き続きIELTS関連の記事は更新していきますので、何かのお役に立てていただければ嬉しいです。