人文系の大学院留学

…を目指して断念した人のつぶやき。

出願候補校リストを作成する

最近、自分の読みたい文献が京大に置いていなくて他大学に請求しているのですが、なかなか届かなくてとてもstressfulです。理系のように実験をやれば研究ができるというわけにいかず、文系は先行研究の検討に依存しているところがあるので、難しいです。そんなわけでここ1週間は全然研究が進んでいません(涙)。そんなわけで(?)、この記事では出願第一候補の現役Ph.D. 学生にオススメされた「出願候補校リスト」の作り方をシェアしたいと思います。

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リストに含める内容

リストに何を含めるかというのは、出願校選びにおいて何を重視するかということと密接に関わります。たとえば、私の場合大学の立地(都会or田舎)はそこまで重視しませんが、人によってはそこにこだわることもあるでしょう。あるいは、その大学にいる研究者ベースで探すか、その大学の研究科全体のカラーを意識するかでも変わってきます。言語学の場合、たとえばオーストラリアの大学は全体として先住民言語の研究に力を入れている傾向にありますが、アメリカの大学ではあまりそのような傾向は見られません。もちろん先住民言語の研究をしている人はたくさんいますが、それが一つの大学にかたまっているということはないように思います。出願校選びにおいて関わってくる要因については、こちらのXPLANEのページが詳しいです。

私の出願候補校リストに入っている内容

個人情報がモリモリ入った私のリストをここに貼るわけにはいかないので、概要だけ説明します。私のリストには大学や研究科の名前だけでなく、出願に必要なスコアなども入っています。このリストだけ見れば、研究面と出願面の両方の情報がどっちも手に入るようにしています。

① 大学名、研究科名

私の専門は心理学寄りの言語学ですが、アメリカで所属先を探すとなるとだいたいDepartment of Psychologyです。ただし、一人の先生が複数の研究科に所属しているaffiliated facultyの場合もあるので、必ずしもPsychologyだけではないです。

② 指導を希望する教員名

私は基本的に研究者ベースで大学を探したいという考え方です。自分の研究に近いことをしている先生や、論文を読んでいて面白かった研究者の名前をググって大学名にたどり着くことが多いです。実際に直接コンタクトを取る時期になったら、メールアドレスもリストの中に入れようかと考えています。

③ プログラム名、所要期間

博士号を取りたいので全部Ph.D. プログラムでかためていますが、学位取得までにかかる時間は大学によって違います。特にアメリカとイギリスは違っていて、アメリカは日本の修士課程も込みなことが多いので5-6年が標準ですが、イギリスのPh.D.修士号を持った人が入るプログラムなので3年くらいで終わります。

④ プログラムのカリキュラム

上にも書いたように、アメリカのPh.D. は日本の修士課程も兼ねるのでコースワークから始まります。なので、最初の1-2年はコースワーク中心、3年目にQualifying Examという博士候補学生(Ph.D. Candidate)になるための試験を受け、それ以降は博論執筆に専念というカリキュラムが基本です。それに対してイギリスのPh.D. は研究から始まるので最初から博論やその執筆のための準備が入ります。このようなプログラム全体のカリキュラムについては、研究科のHPでProgram Requirementとかいう名前で検索すると調べることができます。

⑤ 英語試験のスコア

ここからは出願に関連する内容になります。アメリカの大学の場合、IELTSも受け入れているか、試験のミニマムスコアはいくつか、SpeakingやListeningなどのセクションごとの最低点はいくつか、など書けるだけ書いておきます。大学によっては、1年や2年、英語圏の大学に所属していたことを証明すれば日本人でも英語試験免除というところがあります。私は、Excelの1つのセルの中にはミニマムスコアだけ書いておいて、残りの細かい情報はコメント機能を使って書いています。

GREの受験について

アメリカの大学のほとんどがGREの受験を求めています。ただし、ほとんどの大学がTOEFL/IELTSのような最低スコアを設定していません(だから困る)。噂によると、最近のトレンドとして、GREを出願要件に含めることでハードルが高くなることから、GREを要件から外す大学も増えてきているそうです。

⑦ 必要なGPA

GPAについては、日本のGPAからの換算方法なども含めて何も調べていませんが、一応リストには含めています。3.0とか3.5のところが多いです。

⑧ 必要な推薦状の枚数

アメリカの大学では通常、推薦状は3通要求されます。イギリスの大学には2通というところがあります。

⑨ 出願〆切

だいたい毎年同じくらいの時期なので、(今年出願する予定はないですが)今年の出願〆切日を参考程度に書いています。アメリカの大学は12月上旬~中旬のところが多い印象です。

まとめ

出願リストに何を含めるかは本当に人によると思います。最初に書きましたが、低気圧が近づくと体調が悪くなる人は年中天気が悪いところに住んだら研究に支障が出るかもしれませんし、日本の都会に住み慣れている人が田舎に行くとギャップに苦しむことになりかねません。自分の中の優先事項を意識しながら、幅広く出願候補校を選んでいくことが重要だと思います。