大学院留学断念記

人文系のアメリカ大学院留学を諦めました。

レポート・論文の参考文献リストの書き方(英語)

前回の記事で、日本語の参考文献リストの書き方をまとめました。

 

studyabroad.hateblo.jp

 

今回は、英語の文献を引用した時のリストの作り方をまとめます。私はシカゴスタイルと呼ばれるものを使っていますが、日本語と同様、書き方は分野によって大きく異なるのであくまで参考程度にしていただけたらと思います。

 

 

1. 書籍

Harley, Heidi. 2006. English Words: A Linguistic Introduction. Malden: Blackwell

アジア人の名前と違って欧米は通常名+姓の順で表記されますが、論文の時は名字が先です。名字が先に来ていることを示すため、姓と名の間にコンマ(,)を置きます。これはおそらくどの書き方でも共通です。ただし、その次の名前の部分は頭文字だけにするパターンもあります(Harley, H. のように)。ミドルネームがある場合は名前の横に続けてフルで書いたり、頭文字だけ書いたりします(Slobin, Dan Isaac. または Slobin, Dan I.)。日本語の文献では書籍名は『』で囲みますが、英語ではカッコは使わず書籍名は斜体(イタリック)にします。また、書籍名は機能語以外のすべての語を大文字から始めます。機能語とは、a/an/theのような冠詞、in/onなどの前置詞のことをいいます。例に挙げた Harley の本は副題が冠詞から始まっており、この時は例外的に冠詞も大文字から始めます。出版社の所在地と出版社名を書くところは日本語と同じですが、気を付けたいのは特に英米で同じ名前の都市がある場合です。有名なのは Cambridge で、日本で Cambridge といったら普通イギリスの方をイメージしますが、同名の都市がアメリカのマサチューセッツ州にもあります。この都市の場合、慣用的にイギリスは Cambridge, UK 、アメリカは Cambridge, Mass. と書くことが多いです。

2. 論文集所収の論文

Lau, Ivy., Sau-lai Lee, and Chi-yue Chiu. Language, cognition, and reality: Constructing shared meanings through communication. Mark Schaller and Christian Crandall (eds.) The Psychological Foundations of Culture, pp. 77-100, Mahwah: Lawrence Erlbaum.

分野によって最も書き方の違いが表れるのがこのパターンじゃないかと思います。まず論文の媒体を問わず共著の場合、2人目以降は名+姓の順番で書きます。あとここは個人的なこだわりですが、1人目の名字のあとにピリオドを打ってどこまでが1人目の名前で、どこからが2人目の名前なのかはっきりさせています。最初に論文名、次にそれを収めている論文集を書くところは共通なはずですが、編集者の出し方はいくつもあります。論文そのものの著者名は姓から書きますが、編集者名はふつうの名+姓の順です。複数名が編集に携わっている場合は (eds.)、一人の場合は (ed.) という細かい規定もあります。それ以外にも、論文集のタイトルを先に出して続けて edited by 〇〇 というふうに書くパターンもあります。書式によっては論文集の前に大文字から始まる In を入れることもあります。

3. 雑誌論文

Hussein, Basel. 2012. The Sapir-Whorf hypothesis today. Theory and Practice in Language Studies 2 (3): 642-646. 

これは日本語の場合とあまり変わらない気がします。