人文系の大学院留学

…を目指して断念した人のつぶやき。

GRE-WritingのIssue Taskテンプレート大公開

約2週間前に人生初のGREを受験し、約2週間後に2回目のGREを控えています。

studyabroad.hateblo.jp

Writing対策ですが、今は以前のようにゼロからエッセイを書く練習はしていません。ETSの公式サイトに載っている問題にできるだけ多く目を通すようにして、論の展開の素案みたいなものを書くというのを定期的に続けています。なぜ書く練習をやめたかというと、自分の中でテンプレートが定着した自信があるからです。

上の記事でも報告したように、私はWritingで手ごたえは最悪だったものの4.0/6.0を取りました。GREの公式発表による日本人受験者(2013-2014年)のWritingの平均が3.0/6.0、標準偏差*1が0.7だったことを鑑みると、私は日本人の中ではWritingができる方ということになります。もちろん4.0というスコアにはまったく満足していませんが、このスコアを取ってからテンプレートは変えないでいくことにしました。そこで、今回の記事ではそんな私が使っているWritingのIssue Taskのテンプレートを大公開します。なお、GREのIssue Taskの問題形式はTOEFLのIndependent Taskとほぼ同じなので、今後受けるTOEFLでも同じテンプレートを使うつもりです。

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全体の構成

まずは、Issue Taskの問題例を見てみましょう。

Educational institutions have a responsibility to dissuade students from pursuing fields of study in which they are unlikely to succeed.

 

Write a response in which you discuss the extent to which you agree or disagree with the claim. In developing and supporting your position, be sure to address the most compelling reasons and/or examples that could be used to challenge your position.

Issue Taskでは、短い一文の意見に対して賛成か反対かを記述します。下の指示文は問題によって微妙に違いますが、聞かれていることは毎回同じです。賛成か反対か考えられる反論を(少なくとも450-500 wordsで)30分以内にまとめます。

このような問題に対する王道の答え方が、下のようになります。

  1. 賛成か反対かをはっきり述べる(=中途半端な立ち位置にしない)
  2. 自分の主張の理由を簡潔に述べる
  3. 自分の主張を支える具体例×2
  4. 具体例が自分の主張を支えていることを改めて述べる
  5. 考えられる反論を述べ、それに対する反論を書く
  6. まとめ

なお、問題文には具体例を書けという指定はありませんが、具体例がないと450 wordsを超えるのは難しいです。ここからは、1-6でそれぞれ私が使った表現をまとめます。こちらのページを参考にしながら、オリジナルの表現も加えたものになります。

1. 賛成か反対かをはっきり述べる

まず最初に、自分の意見を一文でビシっと書きます。この時、中途半端な立ち位置を取ることはお勧めしません。100%賛成か100%反対で、partlyとかin partのような語句はナシ。また、必ずしも自分の本音を書く必要はないので、あとで書く具体例が思いつきやすい側の意見に立つのも一つの戦略です。ちなみに私は嘘がつけない代わりに架空の話を作り出すのが得意なので、必ず本音を書いております(笑)

  • The author argues that [...]. (Basically,) I agree/disagree with the author's view.
  • I agree/disagree with the author's idea that [...].

のどちらかになるでしょう。

このあと、語数を稼ぐテクニックとして議論に必要な用語の定義をするというものがあります。これをすることで、自分の主張がしやすい方向に無理やり議論を持っていくことができます。GREのIssue Taskの場合、非常に抽象的な意見が書いてあるので、頻出するtechnologyやeducational institutionが出てきたら、具体的にどんなtechnologyなのか(通信技術?製造技術?)、どんなeducational institutionなのか(小学校?中学校?大学?)を指定すると議論が進めやすいです。用語の定義に使える表現が、

  • (自分の主張に続けて)insofar as the term '〇〇' indicates [...]. Since the term '〇〇' could be interpreted in many different ways, it is significant to define the term before beginning discussion. Having defined the term, it is clear that [自分の主張]. 

です。significantとかdifferentとかは類義語が多いので自分の好きなものに変えてもOKです。また、まんなかの"many different ways"のあとにsuch as...を続けて考えられる他の定義を書くと語数が稼げます。

2. 自分の主張の理由を述べる

理由を表す表現はいろいろありますが、becauseを使うと面白くないので私はこんな感じで書いています。

  • The main reason for my agreement/disagreement with the author's opinion is that [...]. 

一文で理由を書ききったあと、+αで一文か二文、理由の補足説明を書きます。そのあと、次の具体例を導入するつなぎの表現を書きます。

  • Let me show two examples to verify my assertion further. 
  • I will give two examples to support my opinion.

のどちらかでいいと思います。私はカッコいい1つ目の方が好きです。2つ目を使う場合は、うっかり"I'll"という短縮形を使わないように気を付けましょう。

3. 具体例×2

前段落で具体例を導入する表現を書いているので、この段落の最初はあっさりめに書きます。

  • The first/second example is elicited from [...].

fromのあとには、たとえばmy experienceやmy friend's experienceとかです。具体例を2つ書く時は同じような具体例を2つ出すのではなく、できれば対照的な事例を2つ書くようにしましょう。筆者の意見を支持するエッセイを書く時は、例の1つ目に「筆者の意見を支持するとこんなにいいことがあった」というエピソード、2つ目に「筆者の意見に反対するとこんなに悪いことがあった」というエピソードを書くのがおすすめです。ちなみに私はいいエピソードは自分の話、悪いエピソードは妹の話、と決めています(妹よ、いつもQuantitative教えてくれてるのに裏切ってごめん)。

4. 具体例が自分の主張を支えていることを改めて述べる

具体例を2つ出したら、次の段落に移ります。その段落の冒頭には、

  • As the two (contrasting) examples above show, [...].
  • The two (contrasting) examples above show that [...].

のどちらかで書きます。

5. 考えられる反論を書く

ここまで書くと自分の意見のゴリ押しにしかならないので、一旦譲歩します。

  • Admittedly, it is reasonable that [...]. However, [...].

6. 主張のまとめ

反論に対する反論のあとなので主張の繰り返しにはなってしまいますが、最後なのでしつこく念を押します。

  • In summary, I maintain that [...]. 

まとめ

段落分けは、1/2/3-例1/3-例2/4と5/6 です。

お気付きの方もいるかと思いますが、テンプレートとは書いたもののそんなにがっちり固めていません。ガチガチに固めてしまうと、自由な発想が阻害されてかえって不自然なエッセイになってしまうからです。英文エッセイにおけるテンプレートは諸刃の剣で、使い方を間違えると逆におかしな文章になってしまいます。なので、ぎっちり固定しすぎずあくまで段落の冒頭、終わりに書く文章だけを決めておくといいと思います。次の記事ではArgument Taskのテンプレートを紹介します。

*1:度数の散らばり具合。数字が大きいほど点数の幅が広い(=0.0点から6.0点まで様々に分布しているということ)。