人文系の大学院留学

…を目指して断念した人のつぶやき。

Ph.D.進学のための奨学金

昨日、どうも自分の研究に集中できず、かといってGREの勉強もやりたくなかったので、暇つぶしにPh.D.進学の時に使える奨学金の情報を調べていました。この記事では、そのリサーチの成果をまとめます。

f:id:StudyAbroad:20200430142513j:plain

 

【目次】

  

奨学金の探し方

交換留学を軸にしていますが、奨学金を探すツールについてはこの記事を参照してください。

studyabroad.hateblo.jp

奨学金の条件

昨日はJASSOの海外留学奨学金検索サイトで探しました。条件は以下のとおりです。

  • 課程:大学院博士課程
  • 留学先:アメリカ、イギリス
  • (貸与型ではなく)給付型の奨学金
  • 研究分野:人文科学
  • 修了後の帰国義務:なし

 今のところ出願予定校はアメリカとイギリス両方なので、このように指定しました。ただし、留学先をアメリカのみorイギリスのみに指定している奨学金はそれぞれ1つくらいしかなく、多くが留学先地域に制限を設けていませんでした。昨日調べていた印象では、中国やインドなどのアジア圏への留学は特定の国・地域に限定した奨学金が多かったです。

日本の国や民間団体から出される奨学金の中には、課程修了後に日本で働くことを義務づけているものがあります。たとえば、フルブライト奨学金はその代表です。私は将来日本に戻るつもりはないので、そのような縛りがないものを選びました。ちなみに私の学部時代の指導教員はフルブライト奨学金をもらってUCLAの博士課程に進学しましたが、修了後もアメリカで教鞭をとってアメリカの永住権まで取得したツワモノです。

また、文系でしかも言語学や心理学となると人文科学になるので、理系対象の奨学金はもちろん候補から外れます。サポートが手厚いことで有名なFunai Overseas Scholarshipには当然応募できません。

地方公共団体が出す奨学金の中には、特定の地域出身者のみを対象とするものがあります。ただ、そのような奨学金をサッと見てみると、たいてい地方出身者向けです。私は愛知県名古屋市というエセ都会出身なので、そういった奨学金は見つけられませんでした。

そんなこんなで最初に100件以上ヒットした奨学金も、条件をしぼっていくとわずか10件ほどに…。唯一の希望は、女子学生専用の奨学金が2つあったこと。欧米の大学院は女性の方が男性よりわずかに多いことが一般的ですが、日本ではまだまだ大学院に進学する女性は少ないです。

奨学金応募スケジュール

私に応募資格がある(語学スコアは除く)奨学金をリストアップします。*1

  • 海外留学支援制度(大学院学位取得型)
  • 平和中島財団 日本人留学生奨学生奨学金
  • イノアック国際教育振興財団 奨学金
  • 経団連国際教育交流財団 奨学金
  • CWAJ 海外留学大学院女子奨学金
  • 大真奨学金
  • 吉田育英会 日本人派遣留学プログラム
  • 国際ゾンタ京都II 奨学生プログラム*2
  • 重田教育財団 海外留学奨学金
  • 米日カウンシル 渡邊利三寄付奨学金アメリカ)
  • 東京倶楽部 奨学生(イギリス)

で、これらの奨学金に応募する時に全部自分でやれるものならいいのですが、必要書類の中に推薦状がある以上、あらかじめ指導教員にだいたいのスケジュールを伝えた方が良いだろうと思いました(詳しくはこちら)。そこで、応募開始から応募締切までの期間を塗りつぶしたExcelファイルを作りました。

f:id:StudyAbroad:20200430174617p:plain

黄色=国指定なし、青=アメリカ、緑=イギリス

出願年度の9月~10月(=入学の1年前)が奨学金応募のピークです。ただし、奨学金によっては個人で直接応募するのではなく、大学経由で応募するものもあり、その場合ここに書いた締切よりも早くなります。また、これから1-2年のうちに要項が抜本的に変わって支援内容や応募時期が変わる可能性もゼロではないので、あくまで目安です。

推薦状を書いてもらう指導教員にはあらかじめこのExcelファイルを渡しておこうと思います。また、奨学金によっては推薦状が複数枚必要なものもあるので、誰か書いてくれそうな先生を探しておくことも忘れないようにします。

まとめ

自分に合った奨学金を探すことは、自分にしかできません。奨学金の募集要項が出るたびに指導教員に頭を下げて書かせるのは心が痛むので、早いうちにどんな奨学金にいつ応募するのかを調べて、指導教員とすり合わせておくことが重要だと思います。

*1:British Councilの奨学金は留学1件あたり15万円と大学院留学には不向きなので、落としました。

*2:京都府内の大学に在籍する女子院生のみ応募可