大学院留学断念記

人文系のアメリカ大学院留学を諦めました。

自己紹介 2020年6月版

本ブログの読者になってくださった方が50人を突破し、アクセス数も増えてきたので、改めて自己紹介をしたいと思います。一番最初に書いた自己紹介と現状がかけ離れているので、アップデートも兼ねています。

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~学部卒業

愛知県名古屋市の出身です。名古屋と言った時にこれといって有名なものもなく、しいて言うなら「何でも味噌をかける文化がある」ところでしょうか…。名古屋の人は豆腐(田楽)、トンカツ、などとにかくやたら味噌をかけたがります。私は名古屋料理のそういうところが嫌いです(笑)ただ、味噌煮込みうどんはマジでおいしいです。名古屋についてはたいして愛着もないのでこのへんで終わりにしておきます。

高校卒業後、北海道大学文学部に進学しました。いま京大にいるので「京大落ちか?」といろいろ詮索されるかもしれませんが、違います。第一志望でした。なぜ北大を選んだかというのにはいろいろ複雑な事情があるのでここでは触れません。北大の文学部は学部1年の時は全員教養科目を受け、2年に進級する時に所属する研究室を決めます。私は1年の時の教養科目で、英米文学や西洋史学の授業を受けていてどれもピンとこなかったので、面白い先生がいた文化人類学の研究室に進みました。で、2年と3年の間はずっと真面目に文化人類学の勉強をしていて、3年の前期くらいにはなんとなく大学院に進学して研究を続けてみたいと思っていました。ただ、それと同時に文化人類学と自分の考え方が合わないことにも薄々気付き始めていました。それで、当時の指導教員に相談して言語学に転向することを決めました。文化人類学の研究室に所属していた時から専門外の科目として言語学の授業も積極的に受けていたし、第二外国語で選んだフランス語に飽き足らずスペイン語、ドイツ語、アイヌ語にも手を出すほどの言語好きだったので、専攻を変えることにあまり抵抗はありませんでした。むしろ心配だったのは京大の院試に受かるかどうかということだけでした。

留学経験でいうと、学部1年の春休み(2年に進級する直前)に1ヶ月間の語学研修でカナダのバンクーバーにあるUniversity of British Columbia (UBC)の語学学校に行っていました。ただ時期が時期だったのでクラスメイトは全員日本人。教室の中ではEnglish only policyがあったのでみんな英語をしゃべっていましたが、broken Englishだったので英語のスピーキング力やリスニング力はまったく上がりませんでした。教室外では99%日本語、遊びに行くときも英語が得意な日本人にくっついていれば英語を話す必要はなかったので、英語を話していたのはホームステイ先だけでした。ホストファミリーは親日家で本当にいい人たちだったのですが、ホームステイ以外ははっきり言って留学した意味はなかったです。それから、私が帰国する約1週間前にベルギーの空港でテロ事件があり、「ベルギーでテロがあるならカナダで起きてもおかしくない、海外ってやっぱり怖い」と思うようになりました。だから、「もう一生留学なんてしない」と心に誓っていました。

そんな私がなぜ留学に興味を持つようになったかというのにはいろいろあるのですが、一つには北大に留学しに来ていた留学生たちとの交流がありました。北大では来日直後の留学生たちを区役所や郵便局に連れていって日本語での手続きを手伝うというアルバイトの機会があります。中国人や韓国人の留学生はわりと日本語が話せる状態で来日してくるのですが、欧米諸国からの留学生の中にはほとんど日本語ができない状態で来る学生もいます。そういう彼らのサポートをし、それ以降もチューターとしてレポートを添削する仕事などを通して付き合いは続いていました。彼らと文化や政治や国際情勢の話をする*1中で英語の運用能力を高めながら日本との違いを認識し、学生が遊び呆けている日本の大学よりも、(少なくとも文化人類学言語学の分野では)研究が進んでいる欧米の大学院に行ってみたいと思うようになりました。ちなみにその時に仲良くなった留学生たちとは今でもFacebookで交流があり、去年の秋には一人でパリとロンドンに行って彼らと再会してきました。 

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この写真はパリのエッフェル塔に行った時のものです。

そんなわけで、学部の4年間は本当にいろんなことを経験し、濃密な人間関係を築くことができました。また、札幌という町も大好きになりました。冬で一番寒い時は-10℃くらいになるけど、私は暑い方が苦手で雪が大好きなので札幌は私にぴったりの町でした。コロナが収まったら行きたいなぁ。

大学院入学後~

北大を卒業した後、京都大学の大学院に進学しました。今は心理学寄りの言語学の研究をしています。私の研究内容については、下の「カテゴリー」から「研究の話」をクリックすると記事をまとめて見ることができるので、ぜひ。

そして、北大にいた時の指導教員からの勧めもあり、修士2年(2020年)9月からの交換留学に応募しました。アメリカのUniversity of Wisconsin - Madisonから受入通知も来ていました。ところが、これがコロナの影響で中止に。

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人生で一番落ち込んだできごとでしたが、今は持ち直しています。そして先日、決意表明の記事を書きました。

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タイトルにあるとおり、今はFall 2022のPh.D. 入学を目指して勉強中です。出願先はまだ決められていませんが、アメリカとイギリスの大学院両方に出願する予定です。今少なくともこの大学は受けたい!と思えるところが5校あって、うちアメリカ3校・イギリス2校です。ただ、どれもトップ校なのでもう少し幅を広げて出願先を増やすつもりです。

ブログ更新の方針について

日本人の文系で海外の大学院に進学する人はまだまだ少数です。私が海外大学院の情報を調べ始めた時、理系の人のブログしか見当たりませんでした。そこで、文系向けの情報を自ら集めていく中でそれを発信できたらいいな、と思い本ブログの開設に至りました。

私が理系の人のブログを読んでいたとき、TOEFLGREのスコアを一発でやすやすとクリアしていたり、2校しか出願しなくてどっちも受かりましたというツワモノがいたり、要するにみんな天才に見えました。「最初からよっぽど英語できたんだな」と思わされ、自信をなくしました。だから、このブログでは自分の弱みも強みも包み隠さず出していくつもりです。周りのすごい人たちに圧倒されて「自分には無理だ」と思って挑戦することなく諦めてしまう日本人を増やしたくないからです。「こんなバカがいるよ!」と言いたいのではなく、「ゼロからのスタート」をリアルタイムで共有したいです。GRETOEFLの勉強法では「今こんな感じでやってます」というのを共有し、それで効果が出なかったら「これはやめた方がいい」とお伝えします。

そして、合格した暁には同じ道を目指す日本人の力に少しでもなれればいいと思っています。もちろん全力は尽くしますが全落ちということもありえるので、その時は「こうやって準備したらダメなんだな」という反面教師にしてもらいたいです。

今後とも本ブログをよろしくお願いします!

 

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*1:この時はイギリスの国民投票EU脱退が決まったり、フランスで「黄色いベスト運動」が起きたり、特にヨーロッパは激動の時期でした。