人文系の大学院留学

…を目指して断念した人のつぶやき。

海外の研究室とコンタクトを取るとき

前の記事で、日本の奨学金に申請する時に必要な書類について書きました。

studyabroad.hateblo.jp

 

その書類の一つ、「成績証明書」は留学希望先の大学や研究室の先生とコンタクトを取る時にも必要です。メールの本文に「自分はこんな研究してます!先生の研究室に興味あります!」と書くだけでは、見た側に「こいつ何者?」と怪しまれて放置される可能性があります。実際私も、交換留学中に入りたかった研究室に長文メールだけ送ったら、何回送っても返事はありませんでした。そうならないためにも、研究内容だけではなく「今までどんな授業を受けてきたか」をアピールしておくことが重要です。

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【目次】

 

成績証明書の発行を依頼する

成績証明書は英語でtranscriptといいます。いうまでもなく、これまでどんな授業を受けて、どれくらいの成績を修めてきたのかを証明するものです。日本では就職でも進学でもGPAはほとんど重視されませんが、アメリカの大学ではGPAがめちゃくちゃ重要です。大学院生の場合は、大学院の成績だけでなく学部の成績も出す必要があります。学部と大学院で所属が異なる場合は、学部を卒業したところに成績証明書の発行を依頼しなければなりません(有料)。英文の成績証明書を発行するときは、和文のときよりも時間がかかることがあるので、早めに取り寄せておきましょう。

和文成績証明書とのちがい

和文の成績証明書と違うのは、基本的に1部用意しておけばOKということ。前回の記事に書いたように、和文の成績証明書を取り寄せる理由は主に郵送による奨学金応募のためでした。しかし、英文の成績証明書はメールによる研究者・大学とのコンタクトと、大学院のオンライン出願のために使います。つまり、郵送するたびに手元からなくなる和文成績証明書とちがって、PDFの形で保存しておけばそれで事足りるのです。

なので、英文成績証明書を手に入れたら、すぐにスキャンしてPDF化しましょう。自宅や大学にスキャナーがない時は、コンビニのコピー機でもできます(有料)。こうして、いつでも添付して送れるように準備しておくと良いです。ちなみに私は、大学の授業が1学期終わるたびに最新の成績証明書を印刷してスキャンするようにしています。

おまけ

アメリカのPh.D.課程を目指す人の中には、「学部で学んだ分野とPh.D.でやりたい分野が全然違うから関係ない授業ばかり…」という人もいるかもしれません。そういう時でも、成績証明書は必ずいります。どういう背景を持っているのかがわかりますし、たとえ分野が違っても真面目に授業に出て良い成績を修めたことは大きな強みになります。私は今でこそ言語学と心理学の間を勉強していますが、学部時代の3年間は文化人類学を主に勉強していて、修士課程から専攻を変えました。なので、私の学部の成績証明書はCultural Anthropologyのオンパレード(笑)それでも、気になる研究者とコンタクトを取る時は必ず添付して、メールの本文にも「こういうことがあって専攻を変えました」と簡単に書くようにしています。

まとめ

この記事では、海外の研究室とコンタクトを取る時に必要な書類の一つとして、英文成績証明書を取り上げました。他にも必要なものとしてCV(履歴書)がありますが、これについては次の記事で取り上げます。

留学準備というと、どうしてもTOEFL/IELTSのような英語の試験、GREやGMATなどの受験などに目が行きがちですが、希望する研究室の先生とコンタクトを取ることも立派な準備です。そのために必要な書類は、できるだけ早く準備しておくことをオススメします。