人文系の大学院留学

…を目指して断念した人のつぶやき。

渡邊利三寄付奨学金について

一つご報告があります。9月からの交換留学のために応募した渡邊利三寄付奨学金落ちました。5月下旬までにファイナリストに残ったか否かの連絡が来ることになっていたのですが、そのファイナリストにも入りませんでした。そこでこの記事では、日本ではあまり知られていない渡邊利三寄付奨学金についてまとめます。

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【目次】

 

奨学金の基本情報

奨学金の公式HPはこちらです。例年年明けに募集要項が発表され、2月中旬に締切です。奨学金の支給期間は1年で、交換留学や正規留学に使えますが、語学研修は不可です。今年で5年目という比較的新しい奨学金なので、知らない人も多いかもしれません。他の奨学金と比べて変わった特徴が多いので、応募経験者の目線からそれらをまとめていきたいと思います。

奨学金の特徴

もらいたい金額を自分で設定できる

まずこれが渡邊利三寄付奨学金の最大の特徴です。上限を$25,000としてそれを超えない範囲で自分に支給してもらいたい金額を応募時に申告します。ただ、「上限が$25,000なら$25,000もらいたい!」というのはダメで、授業料に$〇〇、滞在費(寮費や家賃)に$〇〇、往復渡航費が$〇〇…と細かく必要な額を計算し、その合計金額から他の支援(他の奨学金や親からの支援など)を差し引いた金額を「支給希望金額」として申請します。これが結構めんどくさくて、所属する大学の留学担当者からサインをもらう必要があり、大変でした。10ヶ月のアメリカ交換留学の場合、どんなに高く見積もっても$25,000はいかないと思います。

経済的な支援が必要な学生が優先

優遇される学生の条件が4つあって、その中に「シングル家庭出身」というものがありました。本当に経済的な支援が必要な学生をサポートしたいという方針なんだと思います。実際、応募する時にシングル家庭かそうでないかと、親の最終学歴を聞かれました。最終学歴と収入はある程度比例しますからね。ただ、それを証明する書類(戸籍謄本など)の提出までは求められなかったので、意外とガバガバです。もしかしたら支給が確定した後に提出させられるのかもしれません。

応募書類はすべて英語でオンライン

応募はオンラインで行います。エッセイ2本と推薦状が主な書類ですが、それらはすべて英語で、所定の書式で作成しページにアップロードします。海外大学院Ph.D.出願の時と似ています。募集要項が出てから締切までの期間が結構短い(1か月半弱)なので、忙しいです。特にこの1月上旬~2月中旬は大学の期末試験ともかぶるので、学生はもちろん、推薦状を書かされる教員も忙しい時期です。計画的な準備が必要です。

面接審査がない

この奨学金書類のみで審査されます。だからエッセイがめちゃくちゃ重要です。最大$25,000を面接なしで支給するってすごい太っ腹です。2月中旬に応募締切があった後、5月下旬までにファイナリスト通知が来ます。ファイナリストとは、面接がある奨学金でいう一次審査突破みたいなものです。私はこのファイナリスト通知で落ちたことを知りました。ファイナリストに残っても面接はないので、その通知が来たからといって何か特別なことをする必要はありません。ただ祈るだけです。

奨学金は大学に振り込まれる

ふつうの奨学金は奨学生個人の銀行口座に振り込まれますが、渡邊利三寄付奨学金では所属する大学に振り込まれます。交換留学で日本の大学とアメリカの大学両方に在籍する場合は、応募時にどちらの大学に振り込んでほしいか選びます。日本の大学に振り込まれると現地の口座に移す時に手数料が発生するので注意が必要です。

まとめ

この記事では、応募経験者の視点から渡邊利三寄付奨学金について紹介しました。結果は残念でしたが、Ph.D.出願の時に再チャレンジします!知名度が低い&新しいこともあってほとんど情報がネットにないので、役立てていただければ幸いです。