人文系の大学院留学

…を目指して断念した人のつぶやき。

Excel版単語帳の作り方

最近、GRE用の単語帳をExcelで作り始めました。きっかけはTwitterで「未知の英単語に遭った時は意味だけでなく語源まで調べる」というツイートを見たことです。そういえば今持っている単語帳は語源まで書いていなかったし、書くスペースもなさそうだから、この際自分で作ってみるか!と一念発起し、手書きはめんどくさいという理由でExcelで作り始めました。この記事では、私オリジナルの単語帳の作り方と、それを使って単語テストをやる方法をまとめます。Excelの関数や機能をフル活用しており、この記事は「Excel使い方講座」ではありませんので、各機能の使い方はリンクに貼った記事を参照してください。

 

 

単語帳のフォーマット

私は情報がごちゃごちゃしているのが嫌いでシンプルなのが好きなので、一つの単語につき書く情報は少なめにしています。

  • 単語
  • 品詞
  • 意味(1つだけ)
  • 語源
  • 例文:あれば
  • 派生語×2:派生語とその品詞を書く
  • 同語源を持つ別の語

人によっては類義語や反義語を書いている方もおられると思います。何を含めて何を含めないかは完全に個人の自由なので、自分に合ったスタイルを見つけてください。

以上の情報を盛り込んだフォーマットのExcelがこちらです。

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この右側に派生語と同語源を持つ別の語が見切れています。

品詞の列にはドロップダウンリストを使っています。リストを入れたい列全体を選択し>データタブ>データの入力規則>入力値の種類:リスト>「ドロップダウンリストから選択する」にチェック>「元の値」に品詞を入力 でできます。リストの作成方法について、詳しい説明はこちらにあります。

英単語の語源の調べ方は前回の記事に書いたので、そちらを見てください。

 

studyabroad.hateblo.jp

 

GREレベルの難しい語になると、英和辞典を引いても例文が載っていないことが多いため空欄が多くなっています。この先、単語帳以外の問題演習などで遭遇した未知の英単語を加える時は、そこから抽出して書き入れるつもりです。

Excelで表を作る時、一番上の行を固定表示しておくと下にスクロールしても「単語」「意味」などの文字が見えたままになってわかりやすいです。一番上の行1を選択し>表示タブ>ウィンドウ枠の固定>先頭行を固定 で固定表示ができます。詳しい説明はこちら

単語テストの作り方

これを読んでいるみなさんの多くが、「英単語を見て日本語で意味を言えるようにする」のを目標にしていると思います。なので、それを目的とする方向けに説明します。まず、作った単語帳の「単語」、「品詞」、「意味」の部分を選択し、別のシートないし別のブックにペーストします。

私はよく単語帳に載っている順番で覚えてしまうので、このついでに順番も入れ替えます。いちいち手動でやるのは大変なので、どこか別の列に乱数を発生させてその大きさ順に並べ替えるという方法を使っています。私の場合、「単語」、「品詞」、「意味」で3列使っているので、「意味」の隣に2列空けて「ランダム化」という列を入れています。一番最初の語の「ランダム化」のセルに =rand() と入力してEnterを押すと、適当な小数が勝手に現れます。これを同じ列のセルにも適用したいので、オートフィル機能を使います。乱数を発生させたセルを選択し、その右下にカーソルを合わせると、「+」のアイコンが現れます。そこでマウスを押し下し、他のセルまでドラッグすると =rand() が勝手に入力され、ばらばらの乱数が出てきます。Excelのオートフィルについては、こちらの記事を参照してください。

次に、テスト用の解答欄を作ります。「意味」の列の隣に作るのが一番シンプルだと思います。解答欄の横にさらに細めの列を挿入し、採点結果を反映させる関数を入れます。私は〇と×をいちいち変換するのが面倒なので、アルファベットのO(オー)を〇(まる)、X(エックス)を×(ばつ)と見なして代用しています。

採点結果を反映させるセルには、IF関数を使います。「意味のセルに書いてあるセルと一致した内容を入力したらOを出してね、そうじゃなかったらXを出してね」という指示を出します。たとえば、C2のセルが正しい意味、D2のセルが解答欄、E2のセルが採点結果という時は、E2のセルに =if(d2=c2, "O", "X") と入力します。すると正しい答えをD2に入力したらE2にOが出ますし、間違えたらXが出ます。この時、一字一句合っていないとOが出ないので注意してください。最初のセルに関数を入れたあとは、先ほどのオートフィル機能を使えば勝手にセルが変わった状態でコピーされます。たとえば、E2のセルからオートフィルを使えば、E3のセルには =if(d3=c3, "O", "X") と入力されます。

実際にテストをする時は、正解が書いてある列の文字の色を白にして見えないようにします。白色にすれば表面上は見えませんが、セルを選択すると上の入力欄(fx のとなり)で見えるようになり、正しい答えをすぐに知ることができます。また、シャッフルをする時はランダム化の列を含めシャッフルしたい範囲をすべて選択し>データタブ>並べ替え>最優先されるキー:ランダム化の列>順序:降順 or 昇順 で順番が瞬時に入れ替わります。どういうしくみなのかわからないのですが、乱数は何か作業をするたびに数字が変わるので、同じように並べ替えをしても毎回違う順番になります。

以上の設定をすると、超シンプルな単語テストができます。ランダム化~テストの実践~答え合わせの様子がこちらです。

 

 

なぜかデータタブを押した時のダイアログボックスがキャプチャされていないので、シャッフルの仕方は上記のリンク先を参考にしてください。ごめんなさい…。

私は趣味でX(=不正解)の時に赤色で塗りつぶすように設定しました。OXの列(=色を塗りたい列)を選択し>ホームタブ>条件付き書式>セルの強調表示ルール>文字列>次の文字列を含む書式設定:X、書式(色)を選択 でできます。参考記事はこちらです。

 

【2020.9.26追記】テストをやっていない状態の時に採点欄をXではなく別の記号にする方法

単語テストをいざやろうとシャッフルした時に全部Xがついている状態から始めるのがなんか嫌だったので、空欄の時は半角ハイフンが現れる状態にIF関数を編集しました。

  • 元の関数:=if(d2=c2, "O", "X") …空欄の時も含めて、テストで間違えたらX、あってたらO
  • 新しい関数: =if(d2=c2, "O", if(d2="", "-", "X")) …空欄(テスト未着手)の時は半角ハイフン、テストで入力したけど間違えたらX、あってたらO

新しい関数は「正しい意味と一致していたらO、一致していなかったけど何かしら書いたものはX、空欄は半角ハイフン」という意味になります。新しい関数でテストをする時に、たとえば「考えたけど思い出せなかった」と「テスト未着手」を区別したい場合は解答欄に「?」を入れればXが入ります。

ついでに、単語テストをやったあとの正解数を数えたい時は、COUNTIF関数を使えばできます。たとえば、E2のセルからE81のセルまでが単語テストのOXをつけた範囲だとすると、=countif(e2:e81, "O") をどこか別のセルに入れればOの数(=正解した語数)が出てきます。また、テストが全部で何語あったかをたしかめたい時は、=countif(e2:e81, "*") を入れればできます。

 

 

まとめ

以上がExcel版単語帳の作り方と単語テストのやり方です。Excelの関数が苦手な人にはテストは少し難しいかもしれませんが、自分オリジナルの単語帳なら誰でも作れます。次なる課題は、このツールを使うことに自己満足しないことです。頑張ってGREの単語覚えます。